わかりやすいプレゼンテーションの秘訣、インパクトのあるプレゼンテーションの秘訣をここで。
パワーポイントに代表されるデジタル・スライド・アプリケーションが、今や誰でも使える時代になりました。マイクロソフト社の「Office」では、家庭向けセットでも、必ずパワーポイントが含まれています。アップル社のデジタル・スライド・アプリケーションである「Keynote」も、Appストアから無料でダウンロードできます。このような背景から、ビジネスの会議、講演会、学会発表、学校での発表会、はては結婚式まで、デジタル・スライドを使ったプレゼンテーションに触れる機会が多くなりました。
しかし、わかりやすいプレゼンテーションにお目にかかることはめったにありません。これは、プレゼンテーション・スキルを学習する機会がないに等しいからです。多くの大学・高専では、情報リテラシーの授業で、ワード、エクセル、パワーポイントの使い方を教えていますが、パワーポイントに関しては後回しにされることが多く、学習時間を十分確保できていないのが現状です。ましてや、スライドの構成や説明にまで踏み込んで、プレゼンテーションを総合的にわかりやすくする技術を学ぶ機会は、学校教育の正課にはないと言ってよいでしょう。
現状では、必要に迫られてプレゼンテーションを練習する際に、上司、先輩、教員などから指導されるのが、唯一の機会であると考えられます。しかし、この指導する立場の人たちがプレゼンテーション技術をきちんと身につけていないことも、よくあります。また、パワーポイント・スライドの作り方を説明したwebぺージやブログはたくさんありますが、表面的であったり、断片的であったりするものが多いように思います。
ビジネスのコンペであれ、学位論文の公聴会であれ、内容がいくらすばらしくても、相手に伝わらなければ意味がありません。
このヴァーチャル研修所「プレゼンテーションの達人になる方法」では、人間中心デザインや感情心理も踏まえて、どうやったら、わかりやすく、しかもインパクトのあるプレゼンテーションができるかを、総合的に解説します。
所長 丸岡邦明